イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】シャーリーズ・セロン壮絶人生を語る 自分を守るため母が父を射殺

「父は一歩後ろに下がって、ドアをめがけて銃を3発撃ち抜いたわ。」
「だけど私たちには1発も当たらなかった。これはまさに奇跡としか言いようがなかった。」

と述べ、実の父親に命を奪われかけるという壮絶な体験を鮮明な記憶とともに明かした。

大切な娘が殺されてしまうという危険を感じたゲルダさんはその場でチャールズさんを射殺、しかしこれはのちに正当防衛と認められ、ゲルダさんが罪に問われることはなかった。

2018年に行われたあるインタビューでは、娘を守るため一度は愛した夫を射殺するという衝撃的な行動をとった母ゲルダさんについて、普段から「強く勇敢な人間であれ」と励ましてくれていたというエピソードを披露。そして、

「私をそんな強い人間にしてくれた、素晴らしい母親を持った自分は幸運。」
「彼女の言葉がなかったら、私は今頃どんな人間になっていたかわからない。」

と感謝の気持ちを吐露していた。

一方のチャールズさんについては「“アルコール中毒の父の姿”しか知らない」と、物心ついたときにはすでに父親が依存症を患っていたそうで、「本当に絶望的な状況で、私達はそこから抜け出せずにいた」と想像を絶する不幸な子供時代を明かしている。また“あの晩”のことについては「もちろん望んで起きたことじゃない。だけどいつまでも問題の根本に向き合わないでいると、いずれはああいう結末になってしまうもの」「自分の体験を話すことは恥ずかしいことだとは思っていない。オープンに話すことで『自分は一人じゃない』と人々が気付くきっかけになるのだから」と30年近い年月を経て、淡々と語ったシャーリーズであった。

出口のないトンネルをさまよい続けた子供時代を経て、愛する人を守る強さや平穏な日常の有り難みを知ったシャーリーズ・セロン。そんな彼女のこれまでの壮絶な経験の1つ1つが、女優として大きな糧となっていることは間違いないだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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