『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『エリザベート』などのミュージカル出演で知られる俳優・山崎育三郎が18日、都内で開催された映画『キャッツ』日本語吹替え版制作発表会に出席した。「一生に一度のチャンスを掴む」という作品テーマに絡めて「これまでの人生最大のチャンス」について聞かれた山崎育三郎は、大ファンのイチロー選手の前で国歌斉唱を行ったことを挙げた。しかし「最悪です」と悔しさをにじませた。
1981年にロンドンで初演、日本でも公演数は通算1万回を記録するミュージカルの名作『キャッツ』が実写映画となり、2020年1月24日に日本で公開される。その日本語吹き替え版の制作発表会に、吹き替えキャストの葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、ロバート秋山、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶと日本語吹替え版音楽プロデューサーを務める蔦谷好位置氏が登壇した。
山崎育三郎は、主人公ヴィクトリアを秘密の世界に導く猫たちのリーダー・マンカストラップの声を演じるが、ストーリーに絡めて「人生最大のチャンス」を聞かれて、「今年、イチロー選手の引退の前日にメジャーリーグの開幕戦で国歌斉唱を歌わせてもらいました。目の前にイチロー選手がいるところで歌ったのは一生に一度しかないチャンスですし、一生忘れられない思い出ですね」と明かした。
今年3月20日、21日に東京ドームで『2019 MGM MLB 開幕シリーズ(アスレチックスvsマリナーズ)』が開催されたが、