宝くじによって人生が大きく変わった、もしくは人生を狂わされたという話は少なくないが、中には今までと何ひとつ変わらない生活を続ける人もいるようだ。このほどアメリカで、トレーラーハウスで暮らす男性が今年に入って2回も宝くじで高額当選しているにもかかわらず、仕事を辞めずに今もトレーラーハウスでの生活を続けているという。『New York Post』『Icepop』などが伝えている。
米メイン州ヨーク郡ケネバンクポート在住のロバート・ロウェル・スチュアートさん(Robert Lowell stuart、65)は、今年5月に宝くじで100万ドル(約1億820万円)を当てた。彼が購入した宝くじはスクラッチカード式のもので、食料品を購入したスーパーマーケットの自動販売機でなんとなく購入したものだという。
ところが運は人を選ぶのか、その4か月後にロバートさんは10万ドル(約1082万円)もの高額当選を果たしたのだ。一気に富を得て、普通なら家を新築し仕事を辞めて悠々自適な生活をしてもおかしくないはずのロバートさんだが、当選金額の一部を3人の子供達に渡し、残りは貯金をして、自分は仕事も辞めずに働き続けている。しかも40年間住んでいたトレーラーハウスで今もそのまま暮らしているという。
ロバートさんはかつて運輸省のダンプカーの運転手として27年間働き、現在はコンクリート工事業者でトラクターの運転手として11時間のシフトで働いている。彼は仕事を続けることについて「仕事を休んでしまうと暇でつまらないから」と話しており、