「宝くじで高額当選したら…」ということを考えたことはないだろうか。すぐに当選手続きを進めるのか、それとも家族と盛大に祝うのか…。カナダのアルバータ州に暮らす55歳の男性は昨年10月、約48億円に当選したのだがすぐには名乗り出ず、10か月間を当選後の人生の‟心の準備”にあてていたという。『PEOPLE.com』『CTV News』などが伝えている。
アルバータ州エドモントン在住のボン・トロングさん(Bon Truong、55)は、1から49までの数字から7つを選ぶ宝くじ「ロトマックス(LOTO MAX)」を20年以上も購入し続けてきた。ボンさんのラッキーナンバーは家族の誕生日や、大切な日を組み合わせた「2、3、4、8、9、20、30」で、これまで一度たりとも数字を変えたことがなかった。
そんなボンさんは昨年10月、発表された宝くじの当選番号を見て身体が震えた。20年以上親しみ続けた数字で、6,000万カナダドル(約48億円)の当選を果たしたのだ。
「まずは自分を落ち着かせるのに時間がかかりました。その後は妻に電話して『当選したよ』と話したのですが、高額当選であることは伝えませんでした。」
当時をそう振り返るボンさんは、当選を公にする期限が1年あることから305日間を心の準備にあて、すぐに名乗り出ることをしなかった。そして8月28日に同州セント・アルバートで行われた会見で、