「宝くじの呪い」という言葉があるように、宝くじで一攫千金を手にした人達の中には転落の人生を辿ってしまう者もいる。このほどアメリカで逮捕された夫婦も3年前に宝くじによって大金を手にしていたが、今は刑務所の中で過ごすことになってしまった。『INSIDER』『Washington Post』などが伝えている。
先月29日の午後2時半頃、米ミシガン州のメリット・タウンシップのある住人から盗難に遭ったと通報があり、ベイシティ警察が捜査を進めていた。すると同州で、過去に同様の手口で盗難の被害があったことが分かった。
そして容疑者の車を割り出し、後にハンプトン・タウンシップの食料品店の駐車場で容疑者のものと思われる車が見つかり、その場にいた夫婦を住居侵入、窃盗容疑で逮捕した。逮捕されたのはミッチェル・ティー・アルンスヴァルド(Mitchell T. Arnswald、29)とステファニー・ディー・ハーヴェル(Stephanie D. Harvell、28)だった。
実はこの2人、3年前の2016年1月にインスタント宝くじに当選したことで50万ドル(約5,300万円)の大金を手にしていた。当時25歳だったステファニーは当選した際のインタビューで「当たったことが分かった瞬間、私は子供のように泣いてしまいました」と語っている。
当時の夫婦は、必死に働いて2人の娘を育てながら生計を立てていたようだ。ところが生活が成り立たず、車を失うことになったうえ、