豪クイーンズランド州を流れるワトソン川で遊んでいた犬が、イリエワニ(Saltwater crocodile)に突然襲われた。飼い主は犬が襲撃される一部始終を撮影しており、衝撃的な動画が拡散している。『The Sun』『Metro』などが伝えた。
クイーンズランド州北部を流れるワトソン川で今月19日、飼い主の目の前で犬がイリエワニに襲われる事故があった。飼い主が撮影した動画は、同州オールクンにある「オールクン先住民知識センター(Aurukun Indigenous Knowledge Centre)」のFacebookに投稿され、YouTubeでも公開された。
動画では、3頭の犬が川の中で水を跳ね上げながら嬉しそうに遊んでいる。すると突然、水面からワニが現れ、もの凄い勢いで1頭の犬にガブリと襲いかかった。わずか1、2秒ほどの出来事だった。
ワニはあらかじめ狙いを定めていたのだろう。襲われた犬はあっという間に水中に姿を消し、再び現れることはなかった。
飼い主は「ベン!」と犬の名を呼ぶものの、なすすべもなく他の2頭の犬たちに「川から上がれ(Get out)」とパニック状態で叫んでいる。
幸いなことに2頭は岸にたどり着き無事だったが、飼い主は「オーノー! ベニー」と涙声でショックを隠し切れない様子だ。
『Metro』によると、オーストラリア北部に多く棲息するイリエワニはオスの平均全長が5メートル、平均体重は500キロで、