カンボジアにある家族経営のワニ養殖場で、2歳の女の子がワニが飼われている囲いの中に転げ落ち、複数のワニに襲われて死亡した。母親(32歳)は最近生まれたばかりの赤ちゃんの世話で忙しく、目を離したほんのわずかな間に悲劇が起こってしまった。『Metro』『New York Post』などが伝えた。
カンボジア北西部シェムリアップにあるワニ養殖場で6月30日、ロム・ロース・ニアリーちゃん(2歳)がワニに襲われる事故が起こった。その日の朝は母親と一緒に過ごしていたロムちゃんだったが、母親が気づかないうちに自宅裏にあるワニ養殖場の近くにふらりと遊びに行ってしまったようだ。
午前10時頃に帰宅した父親のミンミンさん(35歳)はロムちゃんがいないことに気付き、家中を捜したものの見つからず、養殖場に行ったところ数匹のワニがロムちゃんの遺体の一部をめぐって争っているのを目撃した。ミンミンさんはその後、なんとかロムちゃんの亡骸を回収しようと手を尽くしたものの、自宅に連れて帰ることができたのは頭蓋骨だけだった。
一家は自宅裏でワニを養殖しており、狭いコンクリート床の養殖場の周囲に約3メートルのフェンスを設置したばかりだった。地元警察はロムちゃんがフェンスの僅かな隙間からワニがひしめきあう囲いの中に転落し、襲われたことを確認したと発表している。
シェムリアップでは革製品や食用としてワニの養殖が盛んに行われているが、