理由はいろいろあるのだろうが彼女は8月30日にNMB48を卒業した。
古川未鈴も「色んな思いがあると思います それでもファンのみなさんに、1番に言いたいと思ってた」と振り返るように、結婚とアイドル継続が持つ意味を悩み考え抜いて話したことが分かる。
彼女の投稿には、フォロワーから「色んな思いは置いといて、やっぱり推しの幸せは嬉しいものです! しかもライブで発表するなんて! お互いに信頼関係がないとできないんじゃないかと…」など好意的な声が寄せられた。
一方で「結婚は好きにしたらいいだろうが、アイドルに彼氏がいたらファンが悲しむ人がいるというのを分かっているのを承知でやっていたなら罪なことだ。ファンに対する誠意が感じられない」と思うのも無理はない。
アイドルの結婚と言えば、NegiccoのNao☆が今年の2月25日に公式サイトでロックバンド空想委員会のベーシスト・岡田典之と結婚することを発表して話題になった。
その際も「15歳から始めたNegiccoの活動。人生の半分を過ぎた自分の節目の年は精一杯Negiccoの活動に専念させていただき、31歳でまた新しい一つのスタートをきりたいと思いました」という彼女に、ファンから多くの祝福が寄せられていた。
Nao☆に続き、古川未鈴が結婚発表とアイドル継続を宣言したことは“恋愛禁止の掟”に一石を投じたと言えるだろう。
ただ2人の場合はアイドル活動が長く、一般的には恋愛経験があっても不思議ではない大人である。彼女たちの頑張りを知るファンほどその決意を前向きに受け止めることができるのではないか。
アイドル活動の積み重ねによりお互いの信頼関係を築いていればファンも納得するだろうが、そこに至らぬうちから“恋愛禁止の掟”を無視すればファンは離れるかもしれない。
またNao☆や古川未鈴が発表したのは結婚という人生における節目であり、もし「彼氏ができました」と明かしながらアイドルを続けると宣言すればどうなっただろう。やはり、安易にアイドルの恋愛解禁とはいかないようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)