「そのうちフランクさんは『話し過ぎてしまったね。今は独りで暮らしているから、人と話をすることがあまりなくてね』と謝ったのですが、ディランさんは『話を聞くことができて楽しかったですよ』と笑顔で応えていました。ディランさんはその後、フランクさんの注文の手助けをしてキッチンへと戻っていったのですが、その時の温かいやりとりに胸がいっぱいになってしまいました。」
「私はフランクさんの食事代を支払おうと思ったのですが、私の近くに座っていた他の男性がディランさんを呼び止め、フランクさんの会計を代わりに支払いたいと申し出ていました。彼らの話を聞いていた人が他にもいたのです。でもディランさんは『もうフランクさんの会計は済ませていますよ』と男性に伝えていました。」
「しばらくするとフランクさんが食事をしているテーブルにディランさんが戻ってきて、こう聞いたのです。『今、休憩中だから、あなたが食事をしている間、一緒に座ってもいいですか』ってね。2人は私たちがレストランを出る時もまだ話をしていました。彼らのテーブルの近くに座っている人はみな笑顔でしたよ。胸を打たれる光景でした。」
「若い世代の嫌な話ばかり耳に入ってきますが、あのシーンは実に清々しいものでした。もし私があの場で働いていたら、ディランさんと同じように親切にできただろうか…と考えたりもしました。一つだけ確かなことは、ディランさんのサービスは素晴らしいということです。」
この投稿は反響を呼び、ディランさんは地元ニュースのインタビューを受け、次のように明かしている。
「フランクさんはあの時とても感傷的になっていて、戦争のことを話している時は泣いていたのです。私はすぐ泣くタイプではないのですが、彼の話にもらい泣きしそうでした。自分がしたことは特別でもなんでもなく、当然のことをしたまでですよ。」
ちなみにフランクさんの食事代を支払ったのもディランさんだそうで、ディランさんは「またフランクさんが来てくれたら嬉しいですね」と笑顔で語った。
画像は『Lisa Meilander 2019年8月17日付Facebook「The elderly gentleman was seated in the booth directly across from my family as we ate dinner Saturday night at Eat’n Park in Belle Vernon.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)