米コネチカット州トランブルの不妊治療クリニックで体外受精を受けた夫婦が、病院側の手違いで受精卵を取り違えられ、全く血の繋がりのない子供が誕生していたことが分かった。この夫婦はクリニックと医師を相手に訴訟を起こす構えでいるという。
夫婦(名前などは明らかにされず)が最初に不妊治療クリニック「CT Fertility」を訪れたのは2015年1月で、2人がスクリーニングして選んだドナーの卵子と夫の精子を受精させ、その受精卵(胚)を凍結保存した。その後、妻はこの受精卵を使って妊娠し、2016年4月19日に長男が誕生した。2017年、長男と血の繋がりがある子供が欲しかった夫婦は、同クリニックを再訪し最初の治療で凍結した受精卵を使うことを条件に再び体外受精を行った。
何度かの失敗を重ねながらも妻は再び妊娠し、2018年8月に待望の次男が誕生した。しかしその子が長男にも父親にも全く似ておらず、肌の色が黒すぎることに不信を抱いた夫妻は、次男の誕生から2か月を待たずにクリニックとは別の機関でDNA鑑定を依頼した。そして結果は「次男は父親とは一切血の繋がりがない。また長男の真の弟でもない」という衝撃的なものだった。
現在英ロンドンで暮らす夫婦は、