高額とされるIVF(体外受精)治療を経て授かった子供。しかし実は、自分と血の繋がりなど全くなく妻の愛人の子供であったと知った時の夫の衝撃はいかがなものか。このほどロシアで、女性が愛人の精子を夫のものとすり替えることを認めていたクリニックが訴えられた。『Metro』などが伝えている。
ヤーナ・アノーヒナ(38歳)は、当時夫であったマキシム・アノーヒンさんとの間に、長期のIVF(体外受精)治療を試み妊娠に成功、男児を出産した。マキシムさんは我が子と信じて疑わない男児にティモフェイと名付けて可愛がり、懸命に育てた。
ところが2人は1年後に破局を迎えた。その時になってヤーナから、ティモフェイちゃんは愛人との子供であるという衝撃的な事実を打ち明けられ、マキシムさんは愕然となった。妻を100%信頼していたマキシムさんにとって、信じられない気持ちでいっぱいだったという。
しかしその後、マキシムさんは訴訟を起こした。「治療費用は夫に払わせたいが、子供の父親は愛人であってほしい」という身勝手な思いを抱くヤーナの願いを聞き入れ、IVF治療中にマキシムさんの精子と愛人のそれをすり替えることを認めたモスクワのクリニックを訴えたのである。この件に関してクリニックの女医は、メディアに詳細を語ることを拒否している。
さらにDNA検査でも、ティモフェイちゃんはマキシムさんの実子でなかったことが証明された。マキシムさんの訴えは認められ、