昨今、良い悪いに限らず何かと話題の多い航空業界。このほどブリティッシュ・エアウェイズの旅客機が到着地を間違えて着陸するという事態が起きた。さぞや機内は怒りの乗客でいっぱいかと思われたが、意外なことにあちらこちらで笑顔が見られたという。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。
今月25日、午前7時47分にイギリスのロンドン・シティ空港からドイツのデュッセルドルフへと向かうブリティッシュ・エアウェイズBA3271機が出発した。午前9時頃に同機は無事に空港の滑走路へと着陸したが、そこはデュッセルドルフ空港ではなくスコットランドのエディンバラ空港だった。
同機はロンドン・シティ空港から東のデュッセルドルフに向かうはずが、北のエディンバラへと来てしまったようだ。ところがほとんどの乗客はエディンバラ空港だとは思っておらず、機内アナウンスの「ようこそ、エディンバラへ」の一言で到着地が違うことに気付いたようだ。
普通ならば、乗客が怒りにまかせて客室乗務員に詰め寄ってもおかしくない事態である。しかし機内アナウンスに耳を傾けた乗客らは笑顔を浮かべていた。困惑気味の乗務員が次のようにアナウンスした。
「なんてことでしょう!(Holey smoley!) えーと、エディンバラでお降りの方はいますか? ここでお降りの方は…いませんよね?」
乗客からは笑いがこぼれ「いませーん」と何人かが返事をした。この後「わかりました。では、お願いです。写真や動画は撮らないでくださいね」とバツが悪そうなアナウンスが聞こえ、