米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】地方の小さな空港に「ボーイング747」ジャンボ機が誤って着陸!(カンザス州)

米カンザス州ウィチタ近郊にあるローカル向けの小規模空港に20日夜、驚くようなサイズの747ジャンボ機が着陸し、人々をびっくりさせた。短い滑走路ながら翌日には無事離陸していったが、パイロットが“マコーネルとコロネル”を混同してしまったという説も出てきたようだ。

こちらの画像は現地時間の21日、『VideoMedia』がYouTubeに投稿した動画のスクリーンショット。20日夜9時30分、米カンザス州ウィチタ近郊の小規模な「コロネル・ジェームズ・ジャバラ空港」に降り立った、アトラス航空が所有する“Dreamlifter”というボーイング747型の貨物専用ジャンボ機である。

翼長が64.4m、機体の長さは71.6mもあるというこの飛行機は、もともとボーイング社が787型ジェット機“Dreamliner”の胴体や部品をワシントン州エバレットの工場から各地に運ぶために作った貨物機で、かつてない大量輸送を可能にしている。今回のフライトはジョン・F・ケネディ国際空港を出発し、本来は14キロほど離れた「マコーネル空軍基地」を目指していたという。

機体への損傷もなく無事着陸できたはよいが、問題は離陸。ジャバラ空港の滑走路は約1,860mしかなく、離陸には2,700mが必要という慎重論も出たが、ボーイング社のエンジニアリング・チームは可能と判断。現地時間の21日午後1時すぎ、管制塔もない中でジャンボ機は見事離陸していった。パイロットがその誤りを知ったのはジャバラ空港に着陸してからのこと。ボーイング社の広報担当者はコメントを控えているが、“マコーネルとコロネル”をパイロットが混同したのではないかと伝えるメディアもあるようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)