深刻な病に罹っていることがわかった。しかし丸太小屋の周りは木々で覆われているためヘリが近くに止められず、ロッハバー山岳救助隊スタッフは男性を適切な場所まで運ばなければならなかった。そこでストレッチャーに乗せ、無事ヘリに引き上げることに成功。男性はその後、緊急検査と治療を受けるためにフォート・ウィリアムにあるベルフォード病院へと搬送された。
ロッハバー山岳救助隊は翌4日、Facebookに写真とともに救助の様子を投稿。後のメディアの取材で、チームリーダーのジョン・スティーブンソンさんは「7人でヘリに乗って救助に向かいました。冷え込みが厳しく救助活動には90分ほどかかりましたが、各機関が協力し合って非常に協調性のある救助となりました」と話した。
また、イギリス沿岸警備局英航空オペレーションセンター指揮官のニール・ブルーエットさんは「PLBの起動への迅速な対応と衛星技術のスピードが、男性の命を救ったといえるでしょう。普通であれば警告が発せられてから救助までに長時間を要する場合もありますが、私たちが使用する衛星技術のおかげで実際の救助は非常に迅速でした」と述べた。
海上および沿岸警備局のスポークスパーソンは「男性は日曜ごとにPLBをチェック・インモードにして、家族や友人らに自分が無事であることを知らせていたようです。ですが、2月3日は具合が悪くなり助けを求めてSOSを発信したと思われます」と話している。なおその後、男性の容態は順調に回復しているとのことだ。
画像は『Mirror 2019年2月6日付「Hermit living in Scottish forest saved after SOS signal is picked up in Texas」(Image: Lochaber Mountain Rescue)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)