トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設する費用を巡り、先月から米政府機関が一部閉鎖状態となっている。この事態に対して今、世界で最も熱い女性ラッパーと言っても過言ではないカーディ・Bが声を上げた。このカーディ節に多くの人々が賛同、一部の政治家も称賛の声を送っている。

アメリカとメキシコの国境の壁の建設費を巡って、昨年から一部の政府が閉鎖する事態になっている。これは壁の建設費を要求するトランプ大統領と、反対する野党の民主党が対立しているため。この影響で連邦政府で働く一部の人々に賃金の未払いが生じるほど大きな問題となっている。

今ホットなラッパー、カーディ・Bは現地時間16日に自身が参加したヒップホップデュオ「City Girls」の新曲『Twerk』のミュージックビデオが公開され、お尻をフリフリするダンス「トワーク（Twerk）」を披露したばかりだが、そんなミュージックビデオ以外でもこの日、話題になることになった。政府機関閉鎖への痛烈批判である。

カーディ・Bは4000万近くフォロワーのいるインスタグラムに動画を公開し、「（政府閉鎖から）3週間以上経ったから、みんなに言いたいんだけど！　トランプが連邦政府職員に仕事に戻れって指示したの。金も払われないのにね！　『オバマだって17日間政府閉鎖してたじゃん』なんて言うのは聞きたくないわ。（オバマは）医療保険のためにね！　それで、あんたのおばあちゃんたちは血圧が測れて、あんたたちは婦人科で診てもらって、問題なく過ごせることができたってわけでしょう！」「この事態はクレイジーよ。あたしたちの国はマジで今恐ろしい状況。全部あの壁のせいでね！　あたしたちはこの問題を真剣に捉えるべきだし、何か行動を起こすべき。でも、どんなことすればいいのって感じだよ。だって、これは私の仕事じゃないんだもん。でもね、あたしは怖いよ。これはクレイジーで、払われもしないのに仕事に行く人たちがかわいそう」とカーディ節で訴えた。

この動画はすぐにネット上で拡散され、