海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】10年ぶりに飼い主と再会した猫 飼っていたのは近所の住民(英)

リリーを野良猫だと思ったようで拾って飼い始めたそうだ。しかしもう必要としなくなったことから、男性はRSPCA(英国王立動物虐待防止協会)へリリーを引き取ってほしいと連絡。スタッフが引き取りに出向き、ブリドリントンの動物病院へ連れて行ったところ、リリーに埋め込まれてあったマイクロチップからアレックスさんの携帯電話番号が判明した。アレックスさんはリリーを飼い始めた2004年にきちんとマイクロチップを埋め込んでいたのだ。今回、愛猫と思わぬ再会を果たしたアレックスさんは、このように喜びを語った。

「連絡を受けて『リリーは生きている』と言われても、実際にその姿を見るまでは信じられない気持ちでした。リリーがいなくなったのは10年も前で、末の娘はまだ生まれてもいませんでしたから。飼われていた家が目と鼻の先だったことには大きなショックを受けています。男性の家の前は、娘のエミリー(10歳)とケイト(7歳)の学校の送迎で毎日通っているんですよ。男性はきっとリリーを家の外には出さなかったんでしょう。リリーは健康状態は良かったのですが毛並みが荒く、あまり愛情を注いで撫でてもらっていなかったのかもしれません。もしそうだったら、10年間も離れていたことを余計に辛く思います。」

アレックスさんによると、10年ぶりに我が家へ戻ってきたリリーは一家が飼っている他の4匹の猫とも仲良くやっているという。また、リリーが行方不明になった時に1歳だったエミリーちゃん、そしてリリーのことを写真でしか知らなかったケイトちゃんも動物が大好きで、リリーをとても可愛がっているそうだ。アレックスさんは「リリーは、我が家ですっかり落ち着きを取り戻しました。もうおばあちゃん猫なので他の猫たちにはゆっくりと紹介したんですが、うまくやっています。私が他の飼い主に改めて伝えたいのは、マイクロチップを埋め込んであげてほしいということです。そしてもし、自分の猫じゃないなら餌をやらずに動物病院かRSPCAに連絡してください」と話している。

画像は『BBC News 2019年1月23日付「Cat missing for 10 years ‘taken in by neighbour’」(ALEX ELLIOTT)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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