日本人からすると猫や犬はペットとして家族のように扱うのが普通だが、お隣中国では彼らを食料とみなす文化がまだ根強く残っているようだ。また質の悪いことに、食用として他人のペットを盗む輩もいるのも事実だ。そんななか、中国の動物福祉団体が食用として捕獲されていた猫375匹を救助したという話題が届いた。『South China Morning Post』などが伝えている。
今月2日深夜から3日早朝にかけて、動物福祉協会のスタッフらが中国の天津市にある屠殺場に不意打ちをかけて猫375匹を救出することに成功した。スタッフらは行方不明になった猫を捜している最中に、違法に運営しているこの屠殺場の存在に気付くこととなった。
救出にあたったスタッフの女性は、屠殺場について「人里離れた場所に荒れ果てた建物があり、そこに通じる道に沿って猫の毛、皮膚、動物の内臓などが散らばっていました」と語っている。また今回の報告書には、地元の人々からの「付近に違法な屠殺場があることは耳にしていたが、場所までは知らなかった」との記載があった。
違法屠殺場では24個の小さな檻が置かれており、1つの檻に約10匹、またはそれ以上の猫が詰め込まれていた。また現場には動物の皮が散らばっており、明らかに食肉用として屠殺されていたことが想像できた。
なお中国では、