アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】「猫を食べれば病気が治ると思った」野良猫を食べた男に懲役100日。(台湾)

昨年6月中旬、猫を捕まえて食べた容疑で逮捕されていた男に窃盗罪で懲役100日の刑が下された。猫を食べた理由について男は、「自分が肝臓病を患っているような気がしたので、“猫が肝臓病に効く”といううわさを信じて食べた」と話した。多くの動物保護団体やネットユーザーたちは、男の行為が「残忍だ」と訴えており、この度の判決についても「軽すぎるのではないか」と疑問の声があがっている。

この事件は昨年6月14日夜、嘉義県に住む男が雲林県口湖郷にある成龍村へ行き、野良猫を三度にわたり6匹捕まえてそのうちの4匹を食べたものである。男が猫を捕まえているところを台南市流浪動物研究協会(野良動物研究協会)幹事長が目撃し、通報したため逮捕に至った。

成龍村は野良猫の溜り場になっており、近年、野良猫を捕まえて売りさばく業者の存在が問題になっている。台南市流浪動物保護研究協会によれば、捕まえられた野良猫は一匹数百円で山産物店に買い取られ「うさぎ肉」として提供されているという。業者は一度に数十匹を捕まえていくことから、男の「病気を治そうと思った」という供述にうそはないと思われるが、医師によれば、中国医学的にみると猫の肉にはなんの効能もないそうだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)