このほど中国・江蘇省の動物保護団体が、運搬中の長距離トラックから数千匹の猫を救出したもよう。向かっていた先は広東省の食肉処理業者であったという。
犬や猫を食べる食文化が以前無くならない中国。さらに、それを猛烈に批判する動物保護団体も活動の手を緩めることはしない。このほど江蘇省のそうした団体のボランティアが、高速道路を走行中であった1台のトラックの荷台について、積み重ねられていた木製の檻に猫がぎゅうぎゅう詰めにされていることを偶然にも発見。警察に通報するとともに、その動物の解放を迫ったという。
中国のメディア『網易新聞(news.163.com)』が伝えているところによれば、救出された猫はなんと2千匹にも上るとのこと。トラックが向かっていたのは1,000kmも南の広東省の食肉処理業者で、やがてはレストランに卸される予定であった。
卸、運搬、食肉処理、いずれの業者も生活がかかっていることから、こうした場面における動物保護団体との丁々発止は大変なものである。少し前には西安の高速道路で、200頭の犬を運搬中であったトラックと小動物保護協会の60人ほどのメンバーが小競り合いとなり、運転手の妻が自身の太ももにナイフを突き刺し、血を流しながら正当性を訴えたことが報じられた。
出典:http://news.163.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)