今年2月に英コベントリーで、2人の幼い男児が薬物中毒者の運転する車に轢かれて死亡するという悲劇が起こった。加害者の男は服役中であったが、12月25日に独房内で死亡しているのが発見された。これを知った男児の祖母は、ソーシャルメディアで「神に感謝する。孫を殺した奴は地獄で朽ち果てろ」と綴っている。『BBC News』『The Sun』『Mirror』などが伝えた。
2月22日、ウェスト・ミッドランズ州コベントリーに住むコーリー君(6歳)とキャスパー・プラット・メイ君(2歳)は、母親のルイーズさん(28歳)に連れられて公園へ向かおうと道路を渡った時、ロバート・ブラウン(53歳)の運転する車に撥ねられた。ルイーズさんは無傷だったが、男児2人は病院へ搬送された後に死亡した。
ロバートは無免許で制限速度30マイル(時速48.2km)の道路を、2倍以上の61マイル(時速98.1km)のスピードで走行しており、逮捕後は体内からコカインやジアゼパム、ゾピクロンといった薬物反応が検出された。過去に運転犯罪で30件もの有罪判決を受けていたロバートは運転免許を一度も取得しておらず、事故当時も当然ながら運転が禁じられていた。更にロバートは、この事故の前になたを所持していた罪で半年の実刑判決を受けており、3か月の条件付き釈放を言い渡されて6日前に出所したばかりだった。
男児2人を撥ねたロバートは、同乗していたガールフレンドのグウェンドリン・ハリソン(42歳)とともに現場から走って逃げようとしたところ、