緊急事態が起こった時、誰しも恐怖とパニックに陥るだろう。しかしそんな状況下にいたにもかかわらず、5歳の子供が冷静に緊急通報し祖父の命を救ったニュースがイギリスで報じられた。後にこの男児は警察署から表彰状を授与され、早めのクリスマスプレゼントを受け取ったという。『Gazette Live』『BBC News』などが伝えた。
ノース・ヨークシャー州リッチモンドシャー区キャッタリックの村に住む祖父ギャリーさんのもとに滞在していたルーカス・カーター君(5歳)は12月1日の朝、とんでもない経験をすることとなった。ルーカス君が目覚めた時、ギャリーさんがソファーで意識不明の状態になっていたのだ。
ルーカス君はすぐに「999」へ緊急通報し、オペレーターのギャビー・ラッジ・コックスさんに事情を説明した。幼い子供が通報してきたと知ったギャビーさんは、か細い声ではあるがしっかりと状況を説明したルーカス君から必要な情報を得て住所を特定し、救急車と警察をギャリーさんの家に向かわせた。また同時に、ルーカス君の母親アレックス・ライトさんの居場所を特定し、ギャビーさんの同僚が連絡をとった。
通報から7分後に救急車とジェイムズ・ボウイ警官がギャリーさん宅に到着。アレックスさんからギャリーさんが糖尿病を患っていることを聞いた救急隊員は、自宅で糖尿病性昏睡状態に陥っていたギャリーさんの治療にあたった。ルーカス君が素早く機転を利かせて通報したことで、