EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】「おじいちゃんが心筋梗塞」と緊急コールした7歳児、その後の冷静な行動に表彰状。(英)

このほどイギリスで70代男性が心筋梗塞を起こしたが、彼が命を落とさずにすんだのは7歳の孫が見せた機転のおかげであった。きちんとした判断力さえあれば、幼い子供でもここまで救命の役に立てるものなのかと話題を呼んでいる。

人を突然襲うことがある「心筋梗塞」という病。心臓の停止を招くこともあるため一刻を争う重大な事態であり、周囲の機転の利いた行動が何より求められる。だが心筋梗塞で倒れた人を見て、幼い子供がそれと気づくことはあるのか。そして、的確な行動をとることなどできるのだろうか。

だがこのほどイングランド北東部のタイン・アンド・ウィア州ニューカッスルでは、7歳の孫のおかげで76歳の男性が一命を取り留めていた。ボブ・ドンキンさんというその男性は、自宅で突然の胸の激痛に倒れたが、その時一緒にいたのは孫のアダム・スミス君(7)とエイミー・スミスちゃん(3)だけ。アダム君は電話の受話器を握りしめ、999をプッシュ。「おじいちゃんが心筋梗塞を起こしたようです」と告げ、救急車を要請した。

アダム君がすごいのはここからである。妹のエイミーちゃんに手伝わせてボブさんを横に寝かせ、そして飼っている犬が吠えて救命活動を邪魔してはならないと考え、犬を別の部屋に閉じ込めた。救急隊員が駆けつけた際には、アダム君はすっかり動揺している妹を優しくなだめていたという。

ボブさんはフリーマン病院に運ばれて緊急治療を受け、現在は自宅で療養中である。アダム君、エイミーちゃんの母親であるボブさんの娘、アンドレア・スミスさんは「息子のアダムを心から誇らしく思っています」と話しており、アダム君とエイミーちゃんのこうした賢い行動無くして今回の救命活動はあり得なかったとして、2人は消防局から表彰されることが決まっているそうだ。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)