日本では110番にダイヤルするのは緊急事態の時だと誰もが知るところだが、中には苦情や相談めいたもの、または悪戯などの電話を受けることもあるという。このほどカナダで、12歳の少年が「サラダが嫌いだ」と911に通報したことが話題になっている。『CBC.ca』などが伝えた。
ノヴァスコシア州ハリファックスで今月12日の夜10時前頃、911に12歳少年から緊急通報があった。少年は「親が僕の嫌いなサラダを食卓に出すんだ」と切実に訴えてきた。通報を受けたノヴァスコシア州王立カナダ騎馬警察(RCMP:Royal Canadian Mounted Police)の警察官はこの時、少年に緊急ダイヤルの適正な使い方を指導するための良い機会だと判断し出動することにした。
警察官が少年の自宅に向かっている最中、彼から2度目の通報があった。今度は「いつ到着するの?」という問いかけの連絡だった。そして再び自分がどれだけサラダが嫌いかを訴えたという。彼にとってサラダは本当に脅威だったのだろう。
しかし到着した警察官はサラダに対しての処置はなく、少年とその両親に対して緊急ダイヤルに連絡する際は非常事態の時だけだということを懇々と説明した。RCMPのダル・ハッチンソン巡査(Dal Hutchinson)は「今回のことが彼にとって学ぶ良い機会となったことでしょう」と話している。
一方で少年の両親は、