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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ラップ音楽で踊りながら執刀した医師、告訴される(米)

深刻な後遺症が残ってしまったという患者があとを絶たないようだ。ブーテー医師に対して元患者からの3件の訴訟を抱えているスーザン・ウィット弁護士は、ブーテー医師の動画がニュースで報じられたことにより、さらに100人近い元患者がブーテー医師への苦情を訴えてきたと話している。現在はブーテー医師のYouTubeアカウントから、これらの動画は削除されている。

訴訟内容は、施術後に著しく容姿が損なわれたとするものや、術後に感染症を患ったことが原因で深刻な後遺症に苦しんでいるというものであるが、中には8時間にも及ぶ脂肪吸引後、追加で腹部施術を受け深刻な脳障害を負ってしまった女性もおり、家族が訴えを起こしている。数週間後に結婚式を控えていたこの女性は、それも白紙状態となり博士号(Ph.D)取得まであと少しというところで介護を要する身体になってしまったという。

動画の流出がきっかけとなり、不十分な施術治療に対して次から次へと患者らがブーテー医師への苦情を訴え、告発する患者まで現れる事態となったわけだが、訴訟を起こされている最中であるにもかかわらず、ブーテー医師は現在もクリニックで薬を処方するなど、変わらず勤務を続けている。ジョージア州の複合医事当局では、2016年3月にはブーテー医師が安全な医療行為を行っていないことを把握していたようだ。ウィット弁護士は「ブーテー医師の患者は誰一人安全な施術をされていないのに、彼女は今でも開業して結構なお金を稼いでいます」と非難している。またアトランタのノースサイド病院で医事当局から承認された整形外科医長として勤務していたマリサ・ローレンス医師は、ブーテー医師にこのような苦言を呈している。

「患者を執刀中であるにもかかわらず歌って踊るなどという行為は、プロとして不適切であり、危険です。彼女がいるのは手術室であって劇場ではありません。このような行為はもってのほかです。」

なお、ブーテー医師はこれらの報道に対し一切のコメントを拒否している。

画像は『CNN 2018年6月3日付「Nearly 100 women suffered under dancing doctor’s scalpel, lawyer says」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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