多くの米国人に「大統領には絶対になれるはずがない」と信じられていたにもかかわらず、大統領選を勝ち抜きアメリカのみならず世界の動きを左右するパワーを持つ地位についたドナルド・トランプ氏。しかし同氏は元はといえば実業家。そして映画のカメオ出演や人気リアリティ番組のホストを務めた人物で、そういう経歴が彼を有名にしたことは間違いない。そんなトランプ氏を支えていた人々は、どのように彼を評価していたのか。
リアリティ番組『アプレンティス(The Apprentice)』にホストとして出演し、強烈なインパクトで国民を沸かせたドナルド・トランプ現アメリカ大統領。当時の様子について複数のメディアがTV関係者に取材を試みたが、「秘密保持契約にサインしてあるから」という理由でことごとく断られていた。
それでも3名が匿名を条件に当時のトランプ氏についてオンラインマガジン『Slate』に告白し、以下のような点を挙げている。
■異性を非常に軽く見ていた
2004年に放映が始まり、その後ほどなくしてメラニア夫人と結婚したトランプ氏。配偶者がいる身ながら、異性について恥ずかしげもなくスタッフに話していたという。
「そうなんです、女性の胸のサイズなどもね。トランプ・オーガナイゼーションの関係者が彼を誉めるのを聞くと吐き気がします。長いこと、女性への扱いは非常に悪かったですね。」
「僕の恋人は当時、プロダクションアシスタントの職にありましたが、彼女についてもアレコレ言っていましたよ。『あそこにいるイケてる女の子は誰だ?』なんてね。」
「トランプ氏が僕の恋人をセクシーだと思うなんてクール…そう思ったのは一瞬です。僕はすぐこう思い直したのです。『彼は良い年をしたオッサンじゃないか。なのに28歳の僕の恋人について、あんな風に話すなんて』って。」
多くのスタッフの前で堂々と美人を探していたというトランプ氏。彼に尽くし働いていた人々も、