性的暴行を受けた女性がその苦しみを抱えて生きていく辛さは、他人には計り知れない。しかし逆に、女性からの虚偽の通報で容疑者にされてしまった男性も人生を大きく変えさせられ苦悩を背負うことになる。このほどそんな経験をした24歳の男性が、メディアで心情を吐露した。『The Sun』『Metro』が伝えている。
英ウェールズ南部スウォンジーのポート・テナントに暮らすカーティス・ギビンズさん(24歳)は、今年の2月に予想もしていなかった出来事に見舞われた。
友人たちと外出していたある日、カーティスさんは警察からの電話で自分が性的暴行の容疑者になっていることを知らされ愕然とした。警察に通報した女性は「レイプされた」と話しているようで、カーティスさんは「なぜその女性がそんな嘘を」と恐怖でいっぱいになったという。その後、女性は供述を取り下げたことによりカーティスさんの容疑は晴れた。幸いに逮捕も起訴もされずに済んだが、安堵するよりも大きなショックがカーティスさんを襲った。
「恐ろしくおぞましい容疑をかけられるというのは、人生を大きく変えられてしまうものです。容疑が晴れても世間はまだ自分のことを疑っているのではという気持ちになり、すっかり殻に閉じこもるようになってしまいました。12年間親友だと思っていた友人さえ、このことが原因で離れて行きました。」
カーティスさんは仕事だけでなく、多くの友人も失った。ごくわずかな真の友達だけがカーティスさんを支え信じてくれたという。しかし容疑をかけられたという衝撃からうつ病と不安症状になり、