海外のライフスタイルが例に挙げられた。大きなポイントは2つ。
1つ目が、キッチンである。家に人を招くとなると日本人はどうしても「おもてなし」を考え、身構えてしまう。しかし欧米では「自分ができるちょっとしたもの」を持ち寄り、ゲストもホストもキッチンに立つのが主流。仕事関係の意思疎通をとる場としてもキッチンが使われているという。苦学生であっても、ちょっとした工夫をしてゲストの目を楽しませるそうだ。
そして2つ目は、人を家に呼ぶタイミング。招く際にランチやディナーといった決めごとにする必要はなく、よくあるのが「カクテルの時間に来ない?」という誘い方だという。ディナー前の時間に集まり、果物やチーズなどの軽食をつまみに、お酒を楽しむ。木田氏は「2時間程度話して『じゃあディナーあるからバイバイ』って。そういう意味では、24時間の使い方が本当に上手だと思いますね」と、リラックスして良好な関係性を築きたいときのおすすめの過ごし方だと語った。
このようなスタイルを実現するべく、パナソニックでは、昔から日本にある「囲炉裏(いろり)」に注目し、人々が中央の加熱エリアをぐるりと取り囲める「いろりダイニング」を提案。トークショーの後には、RELIFE STUDIO FUTAKOに設置されている「いろりダイニング」で、「イエナカ」で楽しめるテーブルセッティングが紹介された。人気フードユニットのGOCHISOが、焼き鳥、春野菜と桜エビのパエリア、ポタージュを振る舞い、来場者をもてなした。
参加者からは「これを生活に取り入れ人を招いて関係性を深めるイメージがつきました」といった声が寄せられ、これからの暮らしについて想像を深める人で溢れていたという。「イエナカ」を楽しむヒントが満載だった同イベント、詳しいレポートは、サイト(http://sumai.panasonic.jp/sumu2/kurashinext/news/)でチェックできる。
(TechinsightJapan編集部 七海香)