エンタがビタミン

writer : mihorii

【エンタがビタミン♪】指揮者はあなた! 春の上野でオーケストラを指揮できるイベント開催中

桜満開の上野を舞台にした国内最大級のクラシック音楽の祭典『東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森2018-』が3月16日(金)から4月15日(日)まで1か月間にわたり開催中だ。有料、無料のコンサートで200公演が予定されているが、中でも無料で楽しめる人気が高いプログラムが、本物のオーケストラの指揮を体験できる『指揮者はあなた! Conduct Us in 上野公園』である。初日の3月30日には、小さな子どもからご年配までまさに老若男女がオーケストラにタクトを振って指揮者を体感し、クラシックに親しんだ。

今年、参加者が指揮をする楽曲は、ベートーヴェンの『交響曲第5番・運命』とロッシーニの『ウィリアム・テル序曲』の2曲。どちらも誰しも耳にしたことがある楽曲だ。初回の11時からの1時間で約20人が指揮者になり、オーケストラによる演奏を楽しんだ。指揮者が代わると速さや雰囲気が全く違い、こんなにも演奏が変わるのかと驚かされる。上手な指揮の時には歓声が上がり、演奏が崩れた時には笑いが起こるといったように、会場が一体となり盛り上がりをみせていた。

実際に指揮者を体験した子どもは「難しかったけれどやって良かった」と笑顔を見せ、ご年配の夫妻は「心が洗われた新鮮な気持ちになりました」とイベントを満喫していた。中国人観光客や赤ちゃんを抱っこしている女性の参加者など実に様々な人が参加しており、どの参加者もとても満足げな表情で会場を去った。

指揮者の奥村伸樹氏によるロッシーニの『ウィリアム・テル序曲』の演奏

イベントではオーケストラ指揮者の奥村伸樹氏が登場し、

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