エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】千葉雄大演じる執事見習い・楠木の台頭 『もみ消して冬』先が見えないおもしろさ

山田涼介主演による日本テレビ系土曜ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』がじわじわとおもしろさを増している。2月3日放送の第4話では、北沢家で最も冷静沈着、感情を動かすことなどなさそうに思えた長女の知晶が意外な行動をとる。

私立中学校・北沢学園の学園長で名教育者として知られる北沢泰蔵(中村梅雀)には東大卒の子ども3人がおり、長男で天才心臓外科医の北沢博文(小澤征悦)、才色兼備の敏腕弁護士・北沢知晶(波瑠)、そして主人公となる末っ子で警視庁刑のエリート警察官・北沢秀作(山田涼介)とともに豪華な屋敷でセレブな暮らしを送る。

第1話では20年前に妻に先立たれた泰蔵が生徒の母親と交際、裸の写真をネタに脅された。第2話は長男の博文が勤める大学病院の院長の愛犬・ジョンを誤って逃がしてしまい窮地に陥る。第3話はベテラン執事・小岩井凛治(浅野和之)の娘・冨美代(桜井日奈子)がメイド喫茶で働いていることが発覚、小岩井が執事を辞めると言い出す。

そうした出来事を父や兄、姉から押し付けられるようにしてしぶしぶ解決するのが秀作である。ただ、その秀作も姉の知晶には冷たい態度のなかにも優しさを感じ一目置いていた。

ところが第3話では、知晶が27歳の執事見習い・楠木松也(千葉雄大)とチェスを楽しむうちに酔った勢いもあってキスする。くちびるにキスする流れでためらってアゴにとどまったが、家族の知るところとなった。

折しも父・泰蔵から見合い話をもちかけられていた矢先で、

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