強靭な体にただならぬパワーと闘志が備わった米NFLの選手たち。引退した後もその体格を維持している者は多い。だがそんな彼らが家庭内で妻に暴力をふるうとしたら、それはどれほど恐ろしい光景であろう。元ニューヨーク・ジャイアンツに所属していたスター選手について、家庭内ではとんだ暴行夫であることが妻により暴露された。
激しいDV行為が発覚したのは、2004年から2008年まで「ニューヨーク・ジャイアンツ」の名ランニングバックとして活躍し、スーパーボウルで優勝した経験も持つ元NFL選手のデリック・ウォード(37)。フロリダ州の「タンパベイ・バッカニアーズ」を経て、テキサス州の「ヒューストン・テキサンズ」に所属していた2012年7月に引退声明を発表した。
16日、そんなウォードの度重なるDVについて警察およびロサンゼルス郡裁判所に訴え出たのは、二男一女をなした妻のナオミ・リー・アレン=ウォードさん。夫による暴力は昨年10月あたりから激しさを増したといい、首を絞める動作とともに「刑務所行きになろうが構うもんか。お前を殺してやる」と脅され、「お前はすごく愚かな人間。大嫌いな奴だ」と罵られたと主張している。
裁判所に提出された文書をもとに『Total Pro Sports』ほかが伝えたところによれば、カップルの関係は交際を含めて9年にもなるが、昔から最低でも月に一度ウォードは感情を爆発させ、子供たちが見ている目の前で壁や物に激しく当たっていたとのこと。壁を拳でパンチし、物を壊すなどの手荒い行為に子供たちが怯えてきたなか、