NFLチーム「マイアミ・ドルフィンズ」のスター選手の妻が、このほど夫の出場する試合のスタジアムで赤っ恥の逮捕劇を繰り広げた。夫は動揺を隠して試合に臨んだが、結果は14-41の大敗であった。
NFLチーム「マイアミ・ドルフィンズ」が本拠地としているフロリダ州マイアミガーデンズの「Sun Life Stadium」で27日、コーナーバックとして活躍する背番号21、ブレント・グライムス選手(32)の妻でWQAM-560AMのラジオパーソナリティであるミコ・グライムス(40)が、警察官に対する激しい暴力と公務執行妨害で逮捕された。
逮捕のきっかけは、ミコがスタジアムの外側にある立入禁止区域に入り込んだこと。警察官が注意したところ、ミコから頭突き、殴る蹴るの暴行を受けたという。暴れて手が付けられないミコを警察官はテーザー銃で威嚇してやっと落ち着かせたが、間もなく再び暴れ出した。ミコは夫の名前がプリントされたドルフィンズのジャージを着用。スター選手の妻が警察官を相手に大暴れして抵抗という派手な逮捕劇に、周囲も騒然となってしまったことをマイアミのメディア『Channel 4』が伝えている。
なおチームの広報担当者は、スタジアムでそうした騒動が起きていることはチームにも伝えられ、夫であるブレント選手はロッカールームでそれを耳にしたと説明している。結局その日の試合はドルフィンズが大敗し、ブレント選手は無言のまま妻が拘束されている警察署に向かった。保証金が支払われたことによりミコの身柄は翌日午前3時に保釈となったという。
ミコは昨年来、NFLの評論家が夫をバッシングしようものなら大変激しい批判でやり返すことで有名。「NFL選手の妻の中で最も多弁で気が強い」とひんしゅくを買っていたが、同時に「最も正直な言葉でNFLの現実をズバリ斬っている」と称えるファンも多い。このたびの事件をきっかけに、WQAM-560AMがミコとのレギュラー出演契約をどうするかにも注目が集まっている。
※ 画像はdailydolphin.blog.palmbeachpost.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)