陸上短距離走の日吉克実選手(中央大学)が、2018年1月3日放送のスポーツバラエティ番組『消えた天才 ~一流アスリートが勝てなかった人 大追跡~』(TBS系)で取り上げられた。彼はオンエア翌日、『日吉克実(katsumi0508)ツイッター』で「正直、自分自身昨日の放送の影響力に驚いています。本当にたくさんの方に観て頂いて、まだ僕のことを覚えていてくれて嬉しいです」とツイートしている。
番組ではまず、昨年9月9日に全日本インカレ・男子100メートル決勝で東洋大・桐生祥秀選手が優勝、しかも日本人初となる9秒台(9・98)を記録した功績を振り返った。実はその桐生選手には中学時代に一度も勝てなかったライバルがおり、当時「もう勝つのは無理だな」と諦めたほどだという。そのライバルが「日吉克実」である。高校以降はオリンピックや世界大会へ出場することもなく光が当たらなかった彼は中央大学で陸上を続けていた。
9月9日の全日本インカレで4×100メートルリレー決勝に中央大の第3走で出場した日吉選手、東洋大のアンカーには桐生選手が出場しており、かつてのライバル対決となる。日吉選手が差を広げたこともあって、中央大アンカーと桐生選手は僅差でゴールを争い中央大が優勝した。リレーではあるが、