運命の出会いの場所というのは人それぞれ。英イースト・ライディング・オブ・ヨークシャー州の男性は、自分の勤務先にある女性がコーヒーを買いに来たことがきっかけで、彼女と交際に発展した。このほど男性は運命の場所となったコーヒーメーカーの前で女性にプロポーズをし、そのロマンチックな瞬間を店の防犯カメラが捉えた。『Mirror』『Inside Edition』などが伝えている。
イースト・ライディング・オブ・ヨークシャー州ハルのガソリンスタンド「Sewell on the go」で、体育教師になる勉強をするかたわらセールスアシスタントとして5年間勤めているクレイグ・ゴッドフリーさん(29歳)は、昨年7月に運命の出会いをした。
ガソリンスタンド内にある売店へコーヒーを買いに立ち寄ったローラ・オアさん(33歳)は、カウンター内にいたクレイグさんと会話を交わした。その瞬間2人はすっかり意気投合し互いのFacebookを通して友人となり、やがて携帯電話でメッセージを交換するようになった。
交際して1年4か月が経った頃、クレイグさんはローラさんとの結婚を意識し「プロポーズするならこの場所以外にないだろう」と思ったのが、2人が出会った店のコーヒーメーカーの前だったのである。
10月26日のプロポーズ当日、クレイグさんとローラさんはヨークに出かけていた。クレイグさんは「ちょっとATMを探してくる」と言い、ローラさんを店に残して外に出た。ローラさんは、クレイグさんがなかなか戻って来なかったことに「時間がかかってるんだな」と思っただけでさほど気にしてはいなかった。
実はクレイグさん、ローラさんを待たせていた店のすぐ隣にあるジュエリーショップにいた。こっそりとローラさんに合う婚約指輪を選んでおり、内緒で購入後、自分のジャケットに入れてハルまで戻ってきたのだ。
クレイグさんは「ちょっとコーヒーでも飲もう」とローラさんに伝えて、勤務先のガソリンスタンドに立ち寄った。コーヒーメーカーの前でクレイグさんが2人分のコーヒーを淹れている間、ローラさんはコーヒーメーカーと並んで設置してある宝くじスタンドの方向を向いていた。緊張した面持ちのクレイグさんは、コーヒーをローラさんに手渡す前に素早くジャケットから指輪が入った箱を取り出し、突然ひざまずいた。
その一部始終が2人の頭上に設置されていた防犯カメラに収められているのだが、ひざまずいたクレイグさんから自分の名前を呼ばれたローラさんは、状況を察して両手で口を押さえた。映像ではローラさんがかなり驚いている様子を見せているが、笑顔を見せたクレイグさんにローラさんはしっかりと抱きついており、音声はなくともプロポーズが成功したことを防犯カメラがしっかりと捉えている。後に、クレイグさんはこのように明かした。
「ローラに出会うことができたこの仕事が、僕の人生を大きく変えました。今でも彼女が初めて店に来た時のことを覚えています。プロポーズしたら体が軽くなった気がしました。ローラは相当驚いていて、少し震えながら“本当に?”と言い、その後“イエス”と返事をもらいました。店の同僚たちにはこのことを秘密にしていました。あまり大騒ぎしたくなかったので、プロポーズ前日にローラのお父さんに計画を打ち明けただけなんです。プロポーズの場所は、僕たち2人が出会った場所しかないと思っていました。運命の人に出会えたことを本当に嬉しく思います。」
また、ローラさんもサプライズとなったプロポーズに