中国・広東省から、ちょっと楽しいサプライズ・プロポーズの話題を『中國新聞網』が報じている。冷たいタイルの地面には真っ白でフワッとしたハート型のクッション。それはなんと赤ちゃん用の紙オムツで作られたものであった。
広東省広州市の珠江(The Pearl River)という川に沿ったその広場で、このほど愛する女性へのプロポーズを成功させたFengさんという男性の話題をご紹介したい。彼が事前に準備したのは大量の紙おむつと風船、“WILL” “YOU” “MARRY” “ME?”のプレートを持って並ぶことに協力してくれるという友人と家族計6名。ブロックのように、しかし柔らかいカーブを描きながらとても大きなハート型に並べられたその紙おむつ製クッションに交際約2年のLinさんという恋人を座らせると、Fengさんは白い花束を手に彼女へのプロポーズを開始したのであった。
だが女性が最も欲しがる“アレ”はどこに…!? そう、彼のプロポーズがこれで終わりであるわけがない。そこに、どこからともなく飛んできてゆっくりと下降したのはご存じドローン(無人機)。紙オムツのパックをもう一袋2人の元に届けてくれたのであった。おもむろにその袋を開封したFengさん。そこにはLinさんに捧げる婚約指輪が入ったケースが隠されていたのだ。
「君の幸せ、そしてお腹の中の赤ちゃんの幸せは僕の肩にかかっているんだ。どうか結婚してほしい!」
そんなFengさんに、Linさんは感無量といった表情で「イエス」と返事した。『中國新聞網』に、「最初は花束を贈りながらプロポーズするつもりでいた。でもちょっと古めかしい気がしてきて、どうしようかと迷っていたところ彼女の妊娠を知ったんだ。ピンと来たよ。これはもう、オムツしかないってね」と語ったFengさん。彼は迷うことなく赤ちゃん用の紙オムツを山のように購入した。その数なんと約4,500枚。中国では赤ちゃんが誕生すると、最初の1年だけでも平均2800枚ほどの紙オムツを消費するとのこと。現実的で責任感が強く、それでいてイケメンでロマンチック。こんな男性はそうそういないはずだ。
※ 画像はchinanews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)