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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】不動産価格高騰で「破局後も同居」が続々 ある元カップルの苦い現状(英)

そんな気持ちになるのはリアさんも一緒のようだ。「数週間前、互いにキッチンで調理をしていて仕事の話をしていたんです。その瞬間、喧嘩していたことも私たちが別れたことも忘れてしまっていました。その後、実はキスしてしまったのですがそれは大きな過ちだったし、自分にも失望しました」と明かしている。

同居していなければ起こらないはずのことでも起こってしまう…しかし24時間相手に怒り続けることなどできないというのがリアさんの心情だ。また、リアさんに負い目があるレミーさんは、家賃の半分を支払っているにもかかわらず「客のように振る舞う」ことに大変さを感じるようだ。

「酔って帰宅して、リアが買ったポテトチップスを食べてしまったんです。そうしたら怒られて、今では棚に食べ物を置く場所も別々になりました。別れてから2か月経っても大喧嘩するし、この間も僕のスマホのメールを偶然見たリアが男の友人を女だと勘違いして僕の顔にマウスウォッシュを投げつけました。『もう彼女じゃないんだから何をしようと勝手だろう』とさすがに不快になりました。」

あと4か月残っている契約をスムーズに終え、とにかく関係を解消したいと願う2人だが、元カップルの同居はなかなか困難なようだ。契約が終わればリアさんはデポジットを返金してもらった後にアパートを出て行き、レミーさんは家賃の半分を払ってくれる同居人を探す予定なのだという。

心理学者のパム・スパー博士は「法外な不動産の高騰化により、多くのカップルが別れた後でも同居を強いられるというケースは多くなっています。そうなると常に双方のストレスや緊張があり、理想とはかけ離れた状況になります」と語る。このニュースを知った人からは「うわぁ…典型的」「浮気したからって女にここまで優位に立たせることないんじゃないの? 追い出せば」「家を買ったカップルだって同じだよ。経済的に余裕がなければ、家が売れるまで別れても同居しなきゃならないからね」「別れたカップルの同居状態って、結婚して何年にもなる夫婦の生活に似てなくもないな」といった意見があがっている。

画像は『The Sun 2017年9月26日付「STUCK IN FLAT WITH DIRTY LOVE RAT Former couple forced to live together after falling victim to ‘Generation Rent’」(IMAGE: SWNS:SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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