エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】亀梨和也&松下奈緒『阿久悠物語』に続編期待する声 「SPドラマで終わるのが勿体ない」

日本テレビ系『24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~』で8月26日夜9時過ぎよりドラマスペシャル『時代をつくった男 阿久悠物語』が放送された。主人公の作詞家・阿久悠をKAT-TUNの亀梨和也、その妻・深田雄子役を松下奈緒が務めた。初めて出会った広告代理店の会社員時代から作詞家として成功を収め、やがて時代の流れにずれを感じだす後期までおよそ20年の変遷を演じた。阿久悠夫妻そのものを思わせるような2人に視聴者からは「亀梨くんの演技素晴らしかったです。松下奈緒さんの良妻ぶりもお見事でした」などの称賛がつぶやかれている。

今回のドラマスペシャルでは、1971年10月からスタートした日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』を中心に阿久悠が果たした功績と舞台裏での苦労を詳細に描いた。阿久悠は「歌は時代をつくる」との熱い思いから仕事に没頭して家に居ることはほとんどないが、心では妻や子どものことを思う優しい男である。派手ではないが強い意志で夢を追うその姿を亀梨和也が熱演した。また、妻の雄子はそんな夫を夫以上に理解しており「あなたは大丈夫よ」と励ます存在だ。NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(2010年)で水木しげるの妻・布美枝役を演じたことのある松下奈緒には適役だった。

ツイッターでは「いつも24時間テレビのドラマは見ないのに、昨夜の阿久悠物語は真剣に見ちゃった。大好きな曲だらけだったし」「24時間テレビドラマぽくないけど下手な涙頂戴なドラマや企画より全然いい!」という感想も見受けられ「DVDになっていろんな人の手に渡って目にして欲しい」「何だかSPドラマで終わるのが勿体ないようなドラマでした☆ミニドラマでも良いから阿久悠物語また見たいです!」と願う人も少なくない。

ドラマでは阿久悠による作品も多数紹介され、人気が低迷していた森山加代子をカムバックさせようと書いた『白い蝶のサンバ』(1970年)からニューミュージックの台頭で「一等」が獲れなくなった葛藤のなかで書いた『時代おくれ』(1986年)まで、それぞれに生まれた背景があることを改めて思わされた。ただ、およそ5000曲を手掛けた阿久悠だけにエピソードはまだまだある。

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