南アフリカ東ケープ州にある「ネルソン・マンデラ・メトロポリタン大学」が7月20日に「ネルソン・マンデラ大学」と改名、それに伴って大学のロゴも変更された。しかしこのロゴが「まるでブロック玩具のよう」と酷評されている。『News24』など複数のメディアが伝えた。
以前のネルソン・マンデラ・メトロポリタン大学のロゴは、ダークブルーの三角で輪が形作られ、三角が多様性、輪が団結を表していた。また輪の中には両手を広げた人が丸い地球の上に描かれており、“人を大事にし、グローバルな教育を目指す”など深い意味を持つロゴであった。
7月20日に発表された新たなロゴは、ダークブルーの背景に「NELSON MANDELA」と白い文字が表示され、「NELSON」の“O”と「MANDELA」の“A”が黄色い丸と三角の図形になっている。
ダークブルーの背景は海洋・安定性・知恵を、黄色は活気・積極性・知力・謙虚さ、また丸は地球・思いやり・親しみやすさ、三角は成長・上昇・順応性・プラス思考を表し、丸と三角で多様性を表現している。さらにアルファベットを図形で置き換えたことはイノベーションを意味するという。
大学側は「多くのアフリカ国旗に用いられている黄色を使うことで“アフリカを代表する大学”ということを象徴している」と発表した。ロゴはケープタウンのデザイン会社が考案したものだ。
しかしこの新ロゴは学生らに人気がなく、「芸術学科があるのになぜ外部に頼んだんだ」「学生から募集するなどして大々的に告知することができたはず、マーケティング部は寝ていたのか」「トイザらスの新しいブロック玩具でも表現しているのか」と酷評が相次いだ。