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writer : ac

【海外発!Breaking News】PM2.5対策!? 北京市でパンダや猿などのデザインマスクが大人気に。

今月7日、大気汚染が深刻な中国・北京市で「赤色警報」が初めて発令された。市内では学校が休校になるなどの対策がとられたが、個人レベルの対応となると…。

世界保健機関(WHO)によると「微小粒子状物質(PM2.5)」の環境基準は「1年平均値が1立方メートル当たり10マイクログラム以下であり、かつ、1日平均値が1立方メートル当たり25マイクログラム以下であること」が望ましいとされている。3日連続で1立方メートル当たり300マイクログラムを超えると予想された「赤色警報」は10日正午には解除されたものの、粒子の大きさが髪の毛の太さの30分の1といわれるPM2.5による市民の呼吸器系疾患への影響や肺がんのリスクが懸念されている。

北京市では大気汚染の緊急措置として交通規制を強化するとともに、大量の水を道路に水を撒き散らし、汚染された粒子を吸収させるなどの対応に追われたが、どれも長期的な対策とはいえず市民は個人での健康管理を迫られているようだ。

気軽な対策として人気なのがマスクであるが、PM2.5は花粉症用のマスクでも防ぐことができない。医療用や産業用の高性能な防じんマスクが有効とされているが肌に密着するため息苦しく、長時間の使用には適さない。これを嫌ってか、北京ではパンダ、猿、熊、猫からディズニーに至るまで様々なデザインのマスクが出回っているようだ。PM2.5の吸入防止効果には疑問が残るが、マスクをしないよりはまし、するならファッショナブルにといったところであろう。

※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)