海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】Tシャツの文字のせいで 女性18人が降機を命じられる(英)

イギリスでは挙式前に、女性は「ヘン・ドゥー(hen do)」男性は「スタッグ・ナイト(stag night)」という婚前パーティを行う人が多い。このほどヘン・ドゥーパーティに参加するため飛行機に乗り込んだ女性グループが、着ていたTシャツが原因で降機を強いられる事態が起こった。英『Leicester Mercury』『Mirror』など複数メディアが伝えている。

レスターに住むエマ・グリーンさんは婚約者のアーロン・ベイトマンさん(44歳)と8月26日の挙式を控えており、このたび家族や友人ら18人とスペイン領のマヨルカ島・マガルフでのヘン・ドゥーパーティのため英格安航空会社「Jet2」の搭乗手続きをすべく、イースト・ミッドランズ空港へ向かった。

すると空港のチェックインカウンターで、エマさんらは着ているTシャツを脱いで別の服に着替えるか上着で隠すように指示された。そのTシャツにはピンクの文字で「Bitches(品のない女たち)on Tour」とプリントされており、航空会社側は「搭乗には不適切」と判断したようだ。

注意を受けたエマさんらはジャケットでTシャツを隠した。そしてチェックインを済ませたものの、搭乗後に仲間の数人が機内が暑いという理由でジャケットを脱いだ。そこへJet2のスタッフがやって来てエマさんら18人に飛行機を降りるように告げ、「誰一人この機内に戻ってはいけない」と命じたのだ。

「Jet2」のスポークスマンは「グループは別の服を着るか、俗語がプリントされたTシャツを隠すように再三警告を受けていました。出発エリアでは空港警察にもそのように注意されています。機内には子供連れの家族もいるのです。しかし彼女らは警告を無視したために、降機するよう指示する以外方法はありませんでした」と話している。

これに対して、エマさんの友人ローレン・クラークさん(36歳)は「何の説明もなく、いきなり降りろと言われて困惑しました。私たちはチェックインカウンターでジャケットを着てTシャツを隠したし、文字は背中部分に書かれてあったので着席していた私たちには何の問題もなかったはずです。それに空港警察に呼び止められてもいません。メンバーの誰一人飲酒していたわけでも騒いでいたわけでもありません。私たちは座席も別々でしたし、CA(客室乗務員)も私たちのTシャツを問題視していた様子はありませんでした。Tシャツを隠すだけで不十分だったなら、最初から“着替えろ”と言えばよかったんです。手荷物の中にTシャツを入れることもできたのですから」と反論している。

また、別の友人も「ヘン・ドゥーやスタッグ・ナイトで、こういったバカバカしいTシャツを着るのはよくあること。私たちは周りを不快な気分にさせる意図などなく、飛行機を降りるように言われた時も周りの乗客らが『それはちょっと厳しすぎるのでは』と言ったほどです」と明かす。

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