客室乗務員にも体調がすぐれない、虫の居所が悪いということはままあるのだろう。しかし相手は数ある中からそのエアラインを選び、チケットを買って搭乗してくれた乗客である。このような態度が許されるはずはない。このほどアメリカン航空のあるフライトで…。
米オレゴン州ポートランドのメディア『KATU News』が、客室乗務員(以下CA)が女性の乗客に厳しすぎる態度を取り、降機するよう命じて泣かせたことを伝えた。問題のフライトは11日のフェニックス(アリゾナ州)発ポートランド(オレゴン州)行きアメリカン航空408便。ほかの乗客が携帯電話で撮影した動画もYouTubeに投稿され、波紋を広げている。
離陸前、同機の通路に立っていたところを男性CAに早く着席するよう声を掛けられたが、それに気づかずCAを激怒させたその女性。着席したところにチーフパーサーであろう女性CAが現れ、厳しい口調で「我々の注意を聞かなかったあなたは今すぐ当機から降りて下さい。従わなければ警察を呼びます」と強い口調で責め立てたのだ。
すると女性は、隣の乗客に「私、何も悪いことをしていないと思うのだけれど、降りろだなんて…。話しかけられたことに気付かなかっただけなのに」と弱々しい涙声で助けを求めるも、なす術もなく荷物を持って降機。ほかの乗客はそのCA2名に「そこまでさせるようなことか、かわいそうに」と強烈なブーイングを浴びせかけたのであった。
アメリカン航空側はこの件に関し、「事実関係について真剣な調査を行っています。その女性には次のフライトをご利用頂きました」と説明しているが、動画ではほかの乗客らもさんざん怒っている様子が確認できる。「ムカつくエアラインだ!」「これでたくさんの顧客が離れてしまったね」「アメリカ人の恥!」などの声も飛び交ったようだ。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)