15歳の時に、最愛の母ダイアナ妃を交通事故で亡くした英ウィリアム王子。その王子がこのほど英版『GQ』誌のインタビューに応じ、母がいない悲しみとやるせない思いを存分に語った。「母の助言がどんなに欲しかったことか…」とも明かしたウィリアム王子が、どれほど母を恋しく思い必要としていたかは想像に難くない。
ウィリアム王子の母ダイアナ妃の交通事故死から、間もなく20年が経過する。このたび英版『GQ』誌の取材に応じた王子は、このように胸中を明かした。
「母のアドバイスが欲しい。僕はそう思ってきました。」
「それに母には、妻キャサリンに会ってほしかった。そして僕達の子ども達が成長する姿を見てほしかったのです。だから悲しい気持ちになってしまいます。母は僕の妻子には会えない。そしてキャサリンと子ども達も、僕の母を知ることはないのですから。」
しかしダイアナ妃の死から何年もが経過し、今ではウィリアム王子の心境もずいぶん変化しているという。
「そう、以前よりもオープンに母について話すことができる。もっと正直にね。それに以前と比べ、母のことをより鮮明に思い出すことができるようになりました。」
「このような状態になるまで、20年近くかかりました。今も辛いんです。当時は本当に大変でしたから。僕が母の死を嘆く一方で、母の死やそれまでの経過、母のことに至るまで、誰もが知っていたのですから。」