米『Today.com』や英『The Sun』など複数メディアが肥満だった夫婦の見事な減量ぶりを伝えている。米インディアナ州テレホートに暮らす女性レクシー・リードさん(26歳)は2007年に知り合ったダニーさん(28歳)と2015年10月に結婚した。
2人が交際を始めてから、レクシーさんの肥満は加速度的に進行した。デートのたびにファストフードや中華料理など高カロリーの食事をし、スイーツや炭酸飲料なども当たり前のように口にしていたため、2人は1日に合計8,000キロカロリーも摂取していたのだ。レクシーさんは当時のことをこのように話している。
「中華料理レストランでは互いに3~4皿をお代わりして、家に帰る前にテイクアウト分も注文していました。外食した時、店の椅子を壊してしまうんじゃないかと思っていつも怖かったんですが、あの頃の私たちは野菜を一切食べず、ヘルシーな食生活をすることさえ頭にありませんでした。周りから私たちはいつもジロジロ見られていました。それもそうでしょう、2人で体重が350kgほどあったのですから。ある時は遊園地で、ローラーコースターに乗ろうとしたら『太りすぎてあなたは席に座れない』と言われ列に並ぶのを拒否されて。あの時は屈辱を感じました。」
揚げ物や出来合いの食事ばかりを口にしていたレクシーさんとダニーさんの体重は当然、増える一方だった。しかしレクシーさんの身体は悲鳴をあげていた。
「肥満のために呼吸が苦しくなることもありました。きっと糖尿病の前兆だったのでしょう。このままだとダニーと共に過ごす日が短くなってしまうのではと不安になりました。」
将来子供を持つことを考えていた夫婦は昨年1月、何度も断念していたダイエットに再挑戦することにした。レクシーさんの親友が「とりあえず30日、禁酒してファストフードをやめてみたら」と提案したことがきっかけとなったが、30日後は心身ともに大きく変化したことが励みとなり、その後は夫婦共に決死のダイエットに取り組んだのである。
2人は健康的な食生活だけでなく、ジムに週5~6回も通った。またインスタグラムを始めたところ、多くの人からの激励のメッセージも寄せられ、これまでレクシーさんは約107kg減量に成功し現在110kg、ダニーさんは約28kgの減量で97kgとなった。
現在も夫婦は減量を続けている。レクシーさんは「減量して気分がとてもよくなりました。ジムの専属トレーナーも脂肪吸引の整形手術も要りません。高級なサプリメントやヘルシーフードも購入していません。私たちは地道に減量に励んでいます。ここまで来られるとは決して想像していませんでしたが、今は達成感があり以前に比べてとても健康的です」と語っている。なによりダニーさんのサポートもあって、夫婦で共に減量に励んだことが大きな変化と結果をもたらしたのだろう。夫婦はこれからもヘルシーな生活を続けていくという。
出典元:https://www.instagram.com/fatgirlfedup
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)