南米コロンビアの遊園地で、36歳の障がい者の男性がジェットコースターから転落した。その様子は来園者によって携帯電話で撮影されており、『The Sun』など複数のメディアによって拡散している。
恐怖の瞬間が撮影されたのはキンディオ県モンテネグロにあるテーマパーク「ナショナル・コーヒー・パーク(National Coffee Park)」で、事故に遭ったのはラウレアーノ・デ・ ヘスース・オスピナさん(Laureano de Jesus Ospina、36)。ラウレアーノさんは「クラテール(Krater)」というジェットコースターが鉄塔を登りきり、頂点からほぼ直角に急降下する途中の地上約10メートルの高さから振り落とされ地面に叩きつけられた。
事故を目のあたりにして現場はパニック状態に陥っており、警備員がアトラクションを閉鎖し、来園者を誘導する様子も動画に収められている。
ラウレアーノさんはサグラダ・ファミリア病院に搬送されたが、現在も予断を許さない状態が続いているという。ただしラウレアーノさんにどのような障がいがあるのかは明らかにされていない。
クラテールは2015年2月にパーク開園20周年を記念してオープンし、これまでに事故は報告されていない。パークの広報担当マネージャーは「我々は規定に基づききちんとした安全対策をとっており、ジェットコースター自体に問題があったとは考えておりません。現在アトラクションは閉鎖されており、事故の詳しい調査が行われています」と述べている。