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writer : ac

【海外発!Breaking News】全身50%以上をトコジラミ(南京虫)に噛まれた96歳 合併症で死亡(米)

亡くなったのはメアリー・ストナーさん(96)で、デボラ・バトラーがヨーク郡の自宅で営むケアハウスで食事などの世話を受けて生活してきた。デボラは以前「Luckenbaugh Personal Care Home」というケアホームを経営していたが、数年前に閉鎖。その後は行き場のない高齢者2人を自宅に招いてケアを続けてきており、メアリーさんとは10年来の付き合いだった。

メアリーさんの体調の異変に気づいたのは、ケアホームを訪れたメアリーさんの娘と孫だった。身体が腫れあがり発疹で苦しむメアリーさんを心配して昨年2月6日、ヨーク病院へ連れて行った。メアリーさんは細菌による皮膚感染を起こし、皮膚の深いところから化膿を起こす蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症していたが、治療をせずに長期間放置されていたことから症状の進行を止めることができず、16日後の22日に敗血症で死亡した。

メアリーさんが死亡した1週間後にウェスト・マンハイム警察署が家宅捜索をした際には、デボラがケアをしていた88歳女性のベッドや枕からおびただしい数のトコジラミが発見された。この女性は目が見えないが「トコジラミが身体を這いまわっているのを感じる。噛まれた時はわかる」と話していたようだ。メアリーさんが使用していた枕やシーツ、マットには、皮膚を掻きむしった時についたと思われる血がこびりついており、家の棚や壁の隙間などあらゆるところからトコジラミの成虫、幼虫、そして卵が大量に見つかっている。

デボラは「2015年9月頃からトコジラミの問題を把握していた。ホームセンターでトコジラミ専用のグッズを購入して対策にあたったが、経営難で害虫駆除業者を呼ぶ余裕がなかった。トコジラミはメアリーさんが持ち込んだもので、彼女が亡くなる1か月前にはかかりつけ医のところに連れて行っている。その後の健康状態は良かった」と主張している。

ここ数年はニューヨークの五つ星ホテルもトコジラミに泣かされているという。ゴージャスな一流ホテルのベッドシーツにトコジラミがうごめいているとしたらそれは大問題だが、最近は薬剤耐性を身につけた「スーパーナンキンムシ」なるものが存在し一度発生すると非常に厄介なようだ。ただし米ミシガン州ではある女性がトコジラミを退治しようとして消毒用アルコールを用い、それがストーブに引火。アパートが全焼したケースも報告されている。

出典:http://www.eveningsun.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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