その残虐な動物虐待致死事件は、アルバカーキの南に位置するニューメキシコ州ベルナリオ郡のサウス・バレーで起きた。マーヴィン・ライリーという30歳の男が隣家に押し入り、家人のベルナデット・サラザーさんが6か月前から飼っていた“チャーリー・ブラウン”という名のシーズー犬を誘拐。犬はその後、別の近隣住民が庭の檻で飼育していたピットブル2頭に生きたままエサとして与えられた。
ピットブルの飼い主であるエスター・マクマンさんは全てを見ていたものの、あっという間の出来事で何もすることができなかったという。ライリーはその一部始終をニヤニヤしながら眺めており、「こういったことをするのは楽しい」と語ったとのこと。郡保安官事務所の発表では動物住居侵入、暴行、動物誘拐および虐待などライリーに対する罪状は複数におよぶもようだ。
ライリーは今月7日に近隣住民と口論していたこともわかっており、事件との関連性も疑われる。サラザーさんとマクマンさんの仲は悪くなく、地元メディア『KOB4』の取材には異口同音に「ライリーのような人間はずっと刑務所にいるべき。早期に出所するようでは怖い」と話している。
動物虐待事件が頻繁に起きている米国。サウスカロライナ州では50代と30代の親子が飼い犬のピットブルの耳をハサミで切り落として逮捕されたが、血まみれとなった犬の様子をFacebookに投稿する異常さであった。獣医にかかる費用がもったいないとして残虐なやり方で死なせたのはネバダ州の30代の女。治る見込みがないとしてボクサー犬が安楽死を勧められたところ、「それなら自らの手でも可能」と考えたという。またフロリダ州の女は吠え癖が治らない飼い犬の口をダクトテープでぐるぐる巻きにし、呼吸や食事もままならなくさせた。しかもFacebookに写真をアップしており、「静かにしないとこうなるのよ。わかった?」とのキャプションが添えられていた。
出典:http://www.kob.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)