昨年12月26日の夜、ノッティンガムシャー州レットフォードのある民家に1階の窓ガラスを割って泥棒が侵入した。
犯人は現金や宝石、iPad用ドッキングステーションを持ち去った。なぜか敷地内全ての蛇口の水が出しっ放しになっていたほか、キッチンカウンターに青のペンでこのような殴り書きがされてあった。
「個人的な恨みはなにもありません。警察の男女が大嫌いなんです。」
そしてメッセージの最後には、どういうわけか親しい人へメッセージを送る時に欧米でよく使用されるキスマーク「X」が書かれていたのだ。
盗みに入った家で慌てて殴り書きをしたのだろう。筆跡はかなり悪い。しかし、これが何らかの手掛かりになるとみた警察は犯人が残していったメッセージを公開し、この筆跡に心当たりのある人を探しているという。
被害者にとってみれば、勝手に家に侵入され窓を割られて貴重品を盗まれただけでも十分に腹立たしいに違いない。しかもこの犯人は警察に挑むようなふざけたメッセージを残している。
この窃盗犯には「そんなに警察が嫌いなら、罪を犯さなければいいだけのことでは? そうすれば警察と一生関わることなどないでしょうに」といったもっともな声もあがっているようだ。
ノッティンガムシャー警察のスポークスマンによると、この被害者と警察との間に繋がりは全くないとのことだ。
なおメッセージをしたためた犯人と言えば、昨年8月に米コロラド州で民家に侵入した空き巣は犯行後に被害者宅へ詫び状と破損費用を投函していた。こちらも犯人の身元が特定していないという。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)