エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】吉田羊がコントで新境地 ウッチャン「劇場を見ているよう」

お笑い界ばかりでなくタレントや役者、アーティストがコントを繰り広げる『LIFE!~人生に捧げるコント~』の“series-4”が今年の4月からスタートした。新レギュラーとなった吉田羊は当初、『吉田羊オフィシャルブログ「放牧日記」』で「何が正解なのか分からずにおります。今後、手探りで見つけてまいります…」とコントの難しさを痛感していた。それから数々のコントに挑んできた吉田羊。12月1日放送回のコント『待つ女』で西田尚美と演じる吉田羊の姿からは、もう迷いは感じられなかった。

『待つ女』はある男の正妻(西田尚美)と愛人でスナックのママ(吉田羊)が、6年近い服役を終えて出所した男を待つ姿を描いたコントだ。正体を明かさずスナックを訪れた正妻だったが、ママからすぐに「あの人の奥さんでしょう」と見抜かれ「服役中に離婚した」と告白する。家に戻らぬ男が愛人のところに来るのではないかとやってきたのだ。やがてママが男からプレゼントされたバラの花束(すでにドライフラワーとなった)や忘れ物を持ち出せば、元妻も競うように男から買ってもらった宝飾品をカバンから出して「こんなもの捨てちゃえ!」とゴミ箱に叩き込む。

やがて店の前にその男らしき人影が見えると、今度は正妻と愛人がお互いに入口のドアに向かおうとしてつかみあいの喧嘩が始まる。さすがに殴ったり蹴ったりはなかったが、花束で叩くなど迫真の演技はおそらくアドリブだろう。ウッチャンが「女優同士の火花が散る」と表現した通りだった。

『西田尚美(nnnnaominishida)ツイッター』では放送前に「今日のLIFE。念願の羊さんとのコントやるので、是非見てくださーい」と呼びかけており、彼女もやり切って充実感を覚えたようだ。視聴者からは「尚美さんと羊さんの本妻と愛人のコント、正に芝居の達人の火花散るショートストーリーでした。ありがとう!」「待つ女、良かった~! コントなのに、泣きそうでした~!」と感想があり、新境地への手応えは十分と言えるのではないか。
TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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