映画『真夏の方程式』が、6月21日にフジテレビ系で地上波初放送された。2013年に劇場公開されてから約1年。テレビであの名作を観た視聴者からネットで様々な感想がつぶやかれたが、映画公開時よりも反響があったのが脇役で登場した西田尚美だろう。
福山雅治主演のドラマ『ガリレオ』シリーズの劇場版『容疑者Xの献身』に続く第2弾として、2013年に公開された映画『真夏の方程式』が、2014年の6月21日に『土曜プレミアム』(フジテレビ系)で放送された。
玻璃ヶ浦の美しい舞台を背景に、旅館「緑岩荘」に滞在したガリレオ・湯川学(福山雅治)が少年・恭平(山崎光)と出会う。旅館を営む家族にまつわる事件に巻き込まれる恭平を守るために“謎”を解くガリレオは、やがて家族の悲しい過去へと迫る。
その家族の謎に大きく関わるのが、過去の殺人事件の被害者・三宅伸子だ。演じるのは女優の西田尚美である。これまでもドラマや映画で活躍している彼女だけに映画でもいい味を出していたが、今回のテレビ放送では少し違ったイメージで捉えられているようだ。
ツイッターでは「西田尚美の“嫌な女”演技が凄くてなぁ。こりゃ刺されても仕方ないっていうほど憎々しい役を演じてる」、「西田尚美のやさぐれ具合が見所」と高い評価がある中で、「映画『真夏の方程式』の良さは、出演時間の少ない西田尚美さんが素晴らしい演技をしているからだと思う!」とまで絶賛されている。
「普通に泣けるのに、途中で西田尚美出てきたから麺紀行しか出てこない」、「西田さん出てたけど、LIFE!のイメージしかなかったから、変な感じだったなぁ(笑)」、「LIFEの印象でシリアスに見えなかったのが残念」といったつぶやきもあり、どうやらあのコント番組で注目されたことが評価へも繋がっているらしい。
不定期に放送されていたNHKのバラエティ・コント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』が、今年の4月3日よりレギュラー放送となって人気が上昇中だ。その番組にレギュラー出演しているのが西田尚美で、最近では“ナオミのニッポン麺紀行”というコーナーまで持つ人気ぶりなのだ。
その影響で、今回の地上波放送では映画『真夏の方程式』が昨年公開された時に比べて知名度も上がり、「西田さんが出てる!」と注目されたのである。彼女はやはり、2013年公開の前田敦子と成宮寛貴が主演した映画『クロユリ団地』にも出演している。ホラー作品だけに地上波放送されるかは分からないが、「西田さんを見ると、麺紀行が頭をよぎった」となるのが心配だ。
※画像は『twitter.com/nnnnaominishida』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)