「しばらくの間ムスリム（イスラム教徒）のアメリカ入国を完全に禁止したい」「メキシコとの国境に巨大な壁を建設し、メキシコに費用を支払わせる」など、数々の過激発言で多くのアメリカ国民を騒がせているドナルド・トランプ氏。

トランプ氏を「再びアメリカを偉大にしてくれる英雄」と熱狂的にサポートする人々も多い一方、「彼の政策はクレイジーだ」と猛反発する人々もかなりの数だとみられている。

そんな中、パリス・ヒルトンがCNBCの『Closing Bell』に登場。昔からの知り合いであるというトランプ一家につき、こう語った。

「トランプ家の娘イヴァンカとは、少女時代から知り合いなの。」
「彼女のことを、とても尊敬しているわ。彼女は素晴らしいビジネスウーマンだもの。」

そしてイヴァンカの父ドナルド氏につき「一般の人々が知らぬ面をご存知ですか」と問われたパリスは、こう答えた。

「ドナルド氏のことも、子供の頃から知っているわ。彼は、本当にナイスガイなの。」
「TVでは、特定の人々について色々な話が出るわ。だけど本当の彼は、とってもスウィートな人。だから私、彼のことは大好きなの。」

しかし「実際にトランプ氏に票を入れるのか」という質問については、「ママにはこう言われたの。お金と政治の話はしちゃダメよって」とはぐらかし、「Yes」か「No」で答えることはなかった。

ちなみにパリスは過去に「1回のDJギグでギャラが1億円を突破したのは本当か」という質問を『NYポスト』の記者より受け、やはり「ママには常々こう言われてきたの。お金の話をするのは、はしたないことよって」と返答。しかし「でもその話は本当なのよ」と嬉しそうに語り、莫大なギャラを得ていることをあっさりと認めていた。

よってもう少し粘れば「Yes、トランプ氏に投票します」という返事が聞けたのかもしれないが、すでに「過激派組織に狙われる可能性があると思う」「だって私は有名人だから」と告白済みのパリスは、今回ばかりはアンチの激増を恐れてか、意外なほど慎重な姿勢を貫いている。
（TechinsightJapan編集部　洋子アンダーソン）