海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】障がい者の予約席に座った男性 席を譲らず ネットは怒りの渦に(英)

英ウェスト・ヨークシャー州在住のキャット・リーさん(43)は今月20日の夜、付き添いの人とロンドンのキングス・クロス駅からスキップトン行きのヴァージン・トレインズ・イースト・コーストに乗り込んだ。

リーさんと付添人があらかじめ予約してあった座席へ行くと、すでに男性2人が座っていた。神経疾患を患っており脚の付け根が鋭く痛むことがあるために歩行が困難だったリーさんがそこは自分の席だと伝えると、その男性は「予約席をとっていたとしてもそれは無効」とアナウンスがあったとリーさんに言い、席を立つことはなかった。

立ったままでいることが非常に辛いリーさんだったが、男性2人はリーさんと付添人を無視し、そのままリーさんの予約席に座り続けた。結局、リーさんはどこかの席が空くまで、1時間以上も立ち続けなければならなかったという。

リーさんは男性2人の写真を撮影し、この出来事を自身のFacebookに投稿した。

「ロンドン、キングス・クロス駅からスキップトン行きの18時3分発の電車に乗っていた、こちらの紳士たちをご覧あれ」と題した上で「この魅力的な男性たちは、私とレイチ(付添人)の予約席に座っていたの。障がい者としてどうして私がその席を必要としているか説明したにもかかわらず、彼らは身動き一つしなかったわ。彼の奥さんや母親は、さぞかし彼らを誇りに思うことでしょうね」と記した。

リーさんによると、この男性2人組はリーズ駅で降りるまで、しきりにドバイやカリブでの贅沢なホリデーの話に花を咲かせていたという。

リーさんの友人キャス・サンソムさんは「キャットは自分たちの席だと言ったのに、男性たちは無視してスマホに集中していたそうよ。それって『無視すれば二度と聞いてこないだろう』というとても奢った攻撃的な返事の仕方。だからキャットはもう一度言う気を失くしてしまったの」と綴り、電車の通路が満員だったために車掌を探すことができなかったこと、そのため付添人に支えられながら痛みをこらえて立ち続けなければならなかったことをSNSで伝えた。

さらにサンソムさんは「近頃は、誰も他人の問題に巻き込まれたくないという気持ちが強いことをキャットは悲しく感じ、他人のことを考慮しない人たちにも怒りを感じているの。座席は予約されていたのに。どうかあなた達は、この男性らのようなことをしないで」とメッセージをしたためた。

ヴァージン・トレインズのスポークスマンは、「予約席に座れなかった乗客に対しては、車掌ができる限りのことをしなければなりません。しかし、そこに座っている乗客を強制的に座席から移動させることはできないのです。その場合は予約席に座れなかった乗客には普通席か特等席の空いている席に案内するようにしています」と英紙『Metro』に述べている。

このニュースを知ったネットユーザーは「私も同じ経験があるけど、彼らは移動しなかったわ。でも車掌も何もできなかった。無理やり荒っぽい行動をすることはできないからね」「私なら席を移動するまで電話を奪ってやるわ」「予約しているのに誰かに座られていたら何のための予約席なの」「罰金を取るべきだ」などといった声が寄せられている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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